暑さ寒さの感覚は実際の体の温度とその場の環境温度の温度差によって決まります。
人間は幅広い温度環境の変化の中で、体温を一定に保つための生理的反応すなわち体温調節反応で一定の体温を維持しています。
もう少し難しく物理学的に見ると、人体と環境の間の熱移動は伝導、輻射、対流、蒸発の過程に依存しています。
実際に影響する環境条件としては気温、気流、湿度、物体表面温度(輻射熱)が挙げられ、これら4要素の組み合わせが温熱環境といわれるものとなるのです。
暑さ寒さに関係する環境因子(気温、湿度、輻射熱、気流)のうち、気温、湿度、輻射熱の3因子を取り入れた指標となっており、乾球温度(気温)、湿球温度(湿度に関係)と黒球温度(輻射熱)の値から計算され、熱中症予防のための指標であり、「暑さ指数」といえます。
日射のある屋外:WBGT=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
日射のない室内:WBGT=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
| WBGT | 運動 |
| 31度以上 | 運動は原則禁止 |
| 28度以上31度未満 | 厳重注意(激しい運動は中止) |
| 25度以上28度未満 | 警戒(積極的に休息) |
| 21度以上25度未満 | 注意(積極的に水分補給) |
| 21度未満 | ほぼ安全(適宜水分補給) |
WBGT31度以上の状態では、皮膚温より気温の方が高くなり、体から熱を逃がすことができない状態です。
特別の場合以外は運動は中止してください。
WBGT28度以上では、熱中症の危険が高いといえます。
激しい運動やマラソンなどの体温が上昇しやすい運動は避けましょう。
運動する場合は、積極的に休息をとり水分補給を行うことが必要です。
体力のない人、暑さに慣れていない人は運動中止です。
WBGT25度以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり、水分を補給しましょう。
激しい運動では30分おきに休息をとる必要があります。
WBGT21度以上では、熱中症による死亡事故は発生する可能性はあります。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に水分を補給するようにしましょう。
WBGT21度以下では、通常は熱中症の危険は少ないですが、適宜水分の補給は行ってください。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するケースが多々あります。
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