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嚥下障害の治療

嚥下障害の治療


のみこみにくくなったり、誤嚥が起きる嚥下障害では、リハビリテーションが治療の中心になります。


放置しておくと障害が固定したり、誤嚥性肺炎を起こす危険が高まります。


患者の症状の程度に合わせて目標を設定し、リハビリテーションを行うことで、飲み込みが改善されたり、誤嚥性肺炎を予防することが出来ます。


リハビリテーションには、食物を使わないで身体を動かしたり、刺激をするものと、実際に食べながら飲み込む力を強くするものがあります。

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○嚥下体操

深呼吸、肩や首の運動、発声練習などの簡単な運動で、肩や首をリラックスさせたり、口や舌などの動きを滑らかにして、飲み込みやすくします。

特に発声練習は、唇や舌、軟口蓋の運動になります。

嚥下体操は軽度の患者に適しており、準備運動として、毎食前に行うと効果的です。

所要時間2~3分。


○のどのアイスマッサージ

軽度から重度まですべての患者さんに行われるのがのどのアイスマッサージです。

細いアイスキャンディのようなアイスマッサージ棒を使って口の中に刺激を与えることで、反射的な飲み込みの動き(嚥下反射)が起こりやすくなります。

マッサージ棒は半分の長さにきった割り箸にカット綿を直径1cmになるくらいになるように巻き、綿に水を含ませて軽く絞ってから、冷凍室で凍らせてつくります。

介助者や家族が、凍ったマッサージ棒に少量の水をつけ、舌の奥や咽頭などを刺激します。

マッサージ棒をいきなり口の中に入れると患者さんが驚くので、最初に唇を軽く刺激するとよいでしょう。

患者さんはマッサージの後、口の水分をのみこみます。

食事前の準備運動として行われるほか、障害の爲、口からの食事がとれない患者さんの基礎的な訓練として行われることもあります。


○リラックスした姿勢で食べる

姿勢によっては、咽頭の筋肉が緊張することなどにより、ものが飲み込みにくくなることがあります。

患者さんが食事テ入るときの姿勢をチェックし、飲み込みやすい姿勢を取るようにします。

一般に、軽度の場合は、背中をまっすぐにして座り、顔をやや下向きにした姿勢で食べるようにします。


食べ物を咽頭に送り込めない、嚥下反射が遅れるなど重度の場合は、ベッドの背中の部分を30度ほど持ち上げ、頭の後ろに枕などを入れて首を前屈する姿勢で食べるようにします。

上体を30度ほど傾けることで、咽頭への送り込みがうまく行われるようになります。

また、首をやや前屈することで、咽頭と気管に角度がついて誤嚥しにくくなると同時に、咽頭の筋肉がリラックスして飲み込みやすくなります。


○飲み込みやすい食事を食べる、

嚥下障害のある患者さんにとって飲み込みやすいのは、適度な粘度があり、口の中でまとまり、塊になりやすい、変形しながら口やのどを滑らかに通過する、ベタベタせずにのど越しが良い、などの食べ物です。

調理の工夫で飲み込みやすくした食事を嚥下食といい、のみこみやすさの程度によって「開始食、嚥下食Ⅰ、嚥下食Ⅱ、嚥下食Ⅲ、移行食」の5段階にしてあります。


また、食事の際には次のような点にも注意が必要です。

○意識を集中する

嚥下に集中することで、のみこみが良くなります。

テレビを消すなど、気が散らない環境作りが大切です。

付添の人が「のみこんで」など声がけするのも良いでしょう。


○食後すぐには横にならない

食後1~2時間は、食べたものが逆流しやすいので、上体を起こしたままにしましょう。

○食べ方を工夫する

一口の量を少なくし、ゆっくり食べるようにします。

また、顔を横に向けて飲み込むと、食べ物が咽頭を通過しやすくなります。

ぱさつきのあるものをためた後にはしっとりしたものを食べるなど、性状の違うものを交互に食べたり、最後にお茶のゼリーを食べるなどの工夫で、口に食べ物が残らないようにします。


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この記事のカテゴリーは「嚥下障害」です。
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