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誤嚥性肺炎

口の中には多くの細菌が潜んでおり、食べ物や唾液を誤嚥すると、細菌も気管に入り、肺炎を起こすことがあります。


このような誤嚥によって起こる肺炎を誤嚥性肺炎といいます。


肺炎は、日本人の死亡原因の第4位ですが、そのほとんどが65歳以上で占められ、さらにその多くが誤嚥性肺炎といわれています。


肺炎の患者さん590人を調べた全国調査によると疑い例を含むと誤嚥性肺炎が67.1%に上ったという報告もあります。


誤嚥性肺炎は免疫力が低下していると起こりやすく、命にかかわることもあるので、嚥下障害の患者さんには特に注意が必要です。


嚥下障害の患者さんは、飲み込むときに呼吸が乱れたり、痰を出す能力が低下するなど、呼吸機能に問題が起こりやすいといえます。


呼吸に伴なってゴロゴロとかグーグーとかの音がするときは痰が溜まっています。


痰が溜まっていると、肺炎の危険性が高まりますし、嚥下も妨げます。

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そのため、嚥下障害の患者さんにとっては、呼吸機能を改善する訓練や痰を出す訓練も必要です。


嚥下障害の患者さんに激しい咳き込み、発熱、痰、呼吸が苦しいなどの症状が見られる場合には誤嚥性肺炎が疑われます。


検査では肺に雑音があるか、血液検査で八卦きゅうの増加があるか、胸部X線検査で炎症が認められるかなどを調べます。


また、お年寄りの場合、はっきりとした症状は現れず、何となく元気がない、ボーっとしている、食事をすると疲れるなどの場合に、誤嚥性肺炎を起こしていることもあります。


誤嚥性肺炎の治療には抗菌薬が使われます。


多くの場合、適切な抗菌薬を1週間程度使うと治まります。


また、治療中には安静を保ち、脱水の改善、痰を出す呼吸リハビリが必要です。


急性期には特に安静を保つ必要がありますが、お年よりの場合は安静が長すぎると寝たきりに移行することもありますので、体調を見ながら徐々にふだんの生活に戻すようにします。


脱水の改善としてはこまめに水分を補給します。


痰を出すリハビリとしては、ゆっくり息をすって、ハーッと強く息を吐き出すなどの方法
で、肺に溜まった痰を出すようにします。

胸を圧迫するなどの介助を受けながら行うこともあります。

肺炎は繰り返し安いので、嚥下障害のある場合は誤嚥性肺炎を起こさない、また、再発をしないように予防することが大切です。


口から食べていない場合でも、唾液の分泌が少なくなっているので、口の中の浄化作用が低下しており細菌が増えていますので、予防は必要です。


予防・再発防止は、食事の前後に行う口腔ケアが重要です。


歯ブラシ、歯間ブラシ、舌ブラシ、スポンジブラシなどの様々な器具を使って、歯、歯茎、唇と歯茎の間、頬の裏側、下などについた汚れや食べかすを取り除きます。


口の中を清潔にすることで、細菌が減少します。


食前に嚥下体操やのどのアイスマッサージなどと一緒に行うことで、口の中の働きがよくなるなど、食べる準備にもつながります。


また、テレビを消して食事をする、正しい姿勢で食べる、食後1~2時間は身体を起こしたり、かるく散歩して、食べ物の逆流を防ぐ、十分栄養をとって抵抗力をつけるなどの注意も必要です。


体操など日頃の訓練でのみこむ機能の改善を図ることも、誤嚥を防ぎ、誤嚥性肺炎を起こりにくくします。


日頃の訓練には、嚥下体操、口すぼめ呼吸、息こらえ練習、頭部挙上訓練などがあります。


患者さんによってはきつく感じる場合もあるかもしれません。


その場合は回数を減らすなど、無理のない範囲で継続しましょう。


周囲の人は、一緒に体操をしたり、食事のときの環境作り、食事作りなどで、患者さんを支えるとよいでしょう。

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この記事のカテゴリーは「嚥下障害」です。
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